地震に備えておくべき、本当に必要な防災グッズを知ってますか?
私は東日本大震災で実家が津波で流され、1ヶ月間もガスが使えない生活をした震災経験者です。
1ヶ月もガスが使えないのは本当に不便で、ライフラインが復旧するまでのあいだ、コレがあって良かった!!と強く実感した、地震への備えにオススメの厳選防災グッズ7つを経験者の視点から詳しくご紹介します!
地震への備え:経験者が勧める絶対に揃えておきたい防災グッズ7つ
それでは早速、震災で実際に電気やガスが使えなくなったときに、めちゃくちゃ活躍した防災グッズ7つはこちらです。
カセットコンロ
カセットコンロは絶対にあったほうがいいです!!
すぐにガスや電気が復活すれば問題ないですが、地震の規模によっては私が経験したように、1ヶ月以上も止まることもありえます。
カセットコンロがあれば、作れる食事の幅も広がるし、お風呂やシャワーが使えなくても温かいタオルで身体を拭くこともできます。
カセットボンベの使用期限をまめにチェックするのがちょっと手間ですが、カセットコンロがあって本当に助かったので、ぜひ防災グッズに加えてみてくださいね。
飲料水
災害により断水が発生してしまうと、水の確保が難しくなります。
といっても、災害時はライフラインの確保は最優先されますので、断水時は水の配給があります。
もちろん1人あたりに配給される量は限られているので、自分である程度は備蓄していた方が安心です。
水は賞味期限が過ぎても、可能であれば保管しておきましょう。
飲み水として使えなくても、生活用水として利用できます。
顔や身体、髪を洗ったり、トイレの水、洗濯など幅広い用途で使えますよ!
しかーし! あれば便利とわかっていても、水は防災グッズの中でも最重量……。
保管するにもいちばん場所を取るので悩ましいですが、断水に備えて少なくとも2ケース(2リットル×12本)はあった方が安心です。
保管スペースが気になるなら、ベッドの下などに収納できる梱包のミネラルウォーターもありますよ。
こちらのミネラルウォーターは1ケース5本入りですが、1本ずつ横にかさねた縦長の梱包になっているので、細長い隙間などにスッキリ収納できます。
どこにでも収納しやすいのでオススメです!
購入できるネットショップはこちらです。
⇒LOHACO Water
ちなみに「LOHACO Water」は、このショップのプライベートブランドなので、ほかのお店では購入できません。
非常食
災害直後は、あっというまにお店から商品が売り切れます。
さらに入荷も少なくなり、食料を買うことが難しくなるので、非常食も用意しておきましょう。
とはいえ、道路などの交通網に致命的な被害がなければ、数日程度で物資や食料が回ってきます。
災害時においてライフラインの確保は最優先されます。
なので、よほどのことがなければ、飢え死にするということはほぼないので、必要以上に非常食を買い込まなくて大丈夫です。
お腹が空いたときに、すぐ食べられるものが1週間分ほどあれば十分です。
災害時はガス・水道・電気が止まっている可能性が高いので、カップラーメンは非常食に向きません。
カセットコンロや飲料水の備蓄があれば別ですが、そうでない場合は乾燥した状態のまま食べることになります。
非常食でオススメなのは、やはり賞味期限が長い缶詰です。
最近はあまり缶切りで開けるタイプのものは見かけませんが、缶切りが必要な缶詰は避けてください。
缶切りがどこにいったかわからなくなると、開けることができません……。
また、チョコレートやビスケット、飴などの甘いお菓子もオススメです!
甘いものは気持ちを和らげてくれますし、糖分はエネルギーになるのが早いです★
懐中電灯
災害のとき、停電する可能性は非常に高いです。
夕方になると夏でも部屋の中はかなり暗くなりますし、災害で不安な中、部屋が真っ暗だと本当に怖くて気持ちが沈んでしまうんです。
懐中電灯でも明かりがあるだけで全然違うので、絶対用意したほうがいいです!
住み慣れた家の中でも、地震で家具が倒れていたり、床に物が散乱している場合もあるので、明かりがないととても危険です。
よくあるのが、懐中電灯はあるけどどこに置いてるかわからない、というパターン。
せっかくあっても必要なときに見つからないのでは意味がないので、すぐに取り出せる目立つ場所に保管しましょう!
ラジオと電池
災害時、情報収集の要はやっぱりラジオです。
テレビは停電すると見ることができませんし、災害時はスマホは電波が入らないことがある&充電の消耗が早いので、安定して情報を集めやすいのはラジオなんです。
ラジオと予備の電池と懐中電灯はセットにして、必要なときに手が届くところに保管してくださいね。
簡易トイレやおむつ・生理用品
断水すると当然、トイレも使用不可能となります。
すぐに水道が復旧すればいいですが、水道管が破損している場合などには時間がかかることもあります。
トイレが流せない状態が続くと不衛生ですし、そんなときに簡易トイレが活躍します。
コンパクトサイズで5~10回分が入った簡易トイレも販売していますので、1セットは用意しておきましょう。
簡易トイレは使用期限もないので、長期保存ができる便利アイテムです★
また、赤ちゃんや大人の介護用おむつ、生理用品も必要最低限は備えておくと安心です。
軍手や防寒服
地域や季節によっては、日中と夜で急激に温度が変わる場合もありますよね。
東日本大震災は3月に発生しましたが、まだまだ寒く、私が住んでいたところでは当日は雪がちらついていました。
停電になると暖房も使えませんので、ダウンジャケットなど暖かい防寒服や軍手など、寒さをしのげる衣類を用意しておきましょう!
モバイルバッテリー
スマホの充電は何もしなくても、電源を入れているだけで1~2日で切れます。
長期間使っているスマホだと、数時間しかバッテリーがもたない場合もあるでしょう。
充電がなくなると、家族や友人と連絡を取る手段がなくなってしまいます。
スマホ本体の充電がなくなってもすぐに使えるように、日頃から充電済みのモバイルバッテリーを持ち歩く習慣をつけましょう。
※日頃から使っていないと、必要なときに充電されていなくて使えなかった……なんてことになっちゃいます。
以上、この7つは、私が東日本大震災を経験して、絶対あったほうがいいと思ったものばかりです。
ほかにも備えておきたい防災グッズはいろいろあるのですが、必要最低限のアイテムを厳選しました。
防災グッズ選びの参考にしてみてください!
防災グッズの保管場所はまとめて一ヶ所はNG!分散保管がオススメの理由
準備した防災グッズの保管場所は、一ヶ所に全部まとめて置いておくのはNGです。
雨で家が冠水したり、地震で家具が倒れたりしたとき、せっかく準備した防災グッズを取り出せなくなる可能性があります。
なるべく2ヶ所以上に分けて保管するようにしましょう。
上記でご紹介した最低限の防災グッズであれば、そこまで場所を取ることもないので、ぜひ分散保管を心がけてみてください。
持ち運びやすい! 防災グッズを入れるオススメのカバンはコレ
防災グッズを揃えたら、バッグに入れて保管しましょう。
必要なものをバッグにまとめて入れておけば、慌てることなくスムーズに持ち出せます。
防災グッズを入れるオススメのカバンをいくつかご紹介します。
・岸田産業:非常用大型持出リュック(難燃加工仕様)
燃えにくく、非常用リュックなので丈夫です。
価格は少し高いですが、防災グッズを収納するバッグとしては、強度・収納力とも申し分なし!
・無印良品:撥水リュックサック
無印良品の店舗やネットショップで購入でき、価格も安価。
撥水加工なので水にも強いのが嬉しいです。
・Arteesol:防水バッグ ドライバッグ
ショルダーおよび手提げのどちらでも使用可能で、価格も最安値です。
サイズも5~30Lまであるので、必要に応じて選べます。
耐久性能もあり、さまざまなものを入れられます!
カバンを選ぶときは、なるべく軽く、リュックやショルダータイプなど両手が使えるものを選びましょう。
登山用のカバンを選ぶのもありですよ。
まとめ
あらためて、準備必須な防災グッズのリストはこちらです。
最低限必要な防災グッズリストまとめ
水
非常食
懐中電灯
ラジオと電池
簡易トイレやおむつ・生理用品
軍手や防寒服
モバイルバッテリー
防災グッズっていろいろありますし、災害の経験がない場合、何を選んでいいのかピンとこないかもしれません。
今回ご紹介した防災グッズは、東日本大震災を経験した私が最低限備えるべきと思っているものばかりです。
防災グッズは「なくて困った」ということはありますが、「あって困った」ということは絶対にありません!
地震や大雨など、自然災害の多発で防災への意識は高まってます。
災害が発生すると、防災グッズが品切れ続出、なんてこともよくあります。
突然災害が起こって必要になっても、お店が開いてなかったり、商品の在庫がなかったりして簡単に手に入らない場合もあります。
いざというときのために、日頃から防災グッズの準備を怠らず、事前にしっかり備えておきましょう!