毎年初夏の季節から日本にやってくる台風!
毎年のように台風の影響を受ける沖縄や九州はもちろん、近年はあまり台風上陸しにくい東北や北海道でも多大な被害をもたらすこともあります。
そのため日本のどこにいても台風対策はしておいた方が良いでしょう。
台風で怖いのは雨はもちろんのことですが、なんといっても暴風です!
時に人でさえ飛ばされてしまいそうな暴風があらゆるものを吹き飛ばし、甚大な被害を与えることもあります。
それは重量のある置物もまた例外ではありません。
台風により物置が倒れたり跳んだりしたときに、家や周りの物に被害が出るだけならともかく人に当たれば大けがを負ってしまうこともあるでしょう。
以下のX(Twitter)は実際に台風で倒れてしまった物置になります。
本日もお疲れさまでした🦍
台風で物置きが倒れてしまい、回収に行ってきました🫡
明日もどうぞ宜しくお願いします🤲
by事務員エル pic.twitter.com/41Lssbf6kS— 不要品の片付け・買取り『スッキリDr.』 (@DrHanaoka) August 16, 2023
フェンスを倒しながら下段にある駐車場に倒れこんでいますね。
もし物置が倒れた駐車場に車が置いてあった場合はもしかしら車に何らかのダメージが出来ていたでしょう。
というわけで、今回は台風の時に役立つ物置の固定について調べてまとめてみますね♪
台風で物置が飛ぶ・倒れるときの対策は?ロープの結び方と固定のやり方【動画あり】
最初に書いた通り、台風の時にはあらゆるものが吹き飛ばされてしまいます。それは物置のような大きなものでも例外ではありません。
そこで、物置の台風対策に使えそうなロープでの固定についていくつか動画をご紹介します!
正確にはロープではないですが、実際に台風対策をして物置などを固定している様子の動画なので大変参考になります。
物置の部分に関してはまず扉があかないように胴を1周するように固定した後、風で倒れたりしないように背後のブロック塀に固定しています。
物置の付近に動画のブロック塀のような固定できるものがあればこちらのやり方で大丈夫でしょう。
もやい結びの基本的な結び方の動画です。
もやい結びはキャンプなどでも幅広く使われている結び方で、簡単でほどきにくい結び方なので、物置をロープで固定する際にも役立ちます。
防災時にも役立つ結び方として紹介しているところもあるので、覚えていて損はない結び方と言えるでしょう!
ロープをひっかけるところがない場合は、テント用のねじ込み式の強力なペグを利用したりやホームセンターなどで売っているものを使ってDIYしてフックを取り付けたり、強度的には劣りますが土嚢などの重りと結びつけるなどの工夫が必要になります。
注意点
ロープを使って物置を固定すれば必ずしも倒れなくなるわけではありません。
場合によってはロープの固定だけでは不十分な場合もあります。
例えば以下のX(Twitter)などのように大き目の物置の場合はロープでは耐えられずに吹き飛ばされてしまうことも↓
結果、こうなった。ロープで固定しかできなかったらしい…。うちの物置でかすぎた…。 pic.twitter.com/JCKjrA7
— ももぴん (@223momoko) June 19, 2012
物置が置いてある場所などによってはロープ以外の物が使いずらい場合もあるかもしれませんが、そういった場合はなるべく強度の強いものを使ったり、ロープそのものの本数を増やすなどして対応したほうが良いでしょう。
台風で物置が飛ぶ・倒れるときの対策は?ワイヤーの結び方と固定のやり方【動画あり】
ロープではいささか不安がある、という人も居ると思うのでロープより強力なワイヤーを使った物置の固定方法について動画をご紹介しようと思ったのですが、ドンピシャな動画が無かったので固定の参考になる動画を代わりにいくつかご紹介します。
ワイヤーの結び方や固定の参考動画
ワイヤーロープの使い方や活用法をまとめた動画です。
ワイヤーだけではなくワイヤーに使用する金具関連の紹介などもしてくれているので、大変参考になります。
台風災害だけではなく、アウトドアやDIYにも応用することが可能です!
物置ではなくウッドデッキをワイヤーで固定する動画になります。
とはいっても固定の仕方を教えてくれるような動画ではありません。
固定の仕方を知るというよりは実際の作業の様子や雰囲気を知ることが出来る動画なので、人によっては見なくても良いかもせれません。
その他参考
これだけだといまいちわかりにくいとは思いますので、SNSで見つけたワイヤーでの物置の固定の例をいくつかご紹介しますね!
先日基礎打ちと設置をした物置、本日ワイヤーでの固定補強をして完成😃
これで来年は台風来てもよほどのことがない限り大丈夫😉#物置 #台風 #台風対策 #浜松市 #浜松 #便利屋 #何でも屋 pic.twitter.com/68Wtpn0rU4
— よろず家フレンズ (@yorozuyafriends) October 28, 2018
こちらのX(Twitter)ものはあくまで一例ですが、このような感じでワイヤーと物置を設置することで暴風での転倒などの可能性を低くすることが出来ます。
また地面の大きなペグのようなものとワイヤーの間にある部品はターンバックルというものです。
地面から固定するほかに壁と物置をワイヤーでつなげて固定している方もいます。
そのあたりは物置の大きさや設置場所等などによって変わってくるので、お持ちの物置に合った方法を選択しましょう!
台風で物置が飛ぶ・倒れるときの対策は?アンカープレートはどこで買える?取付方法も!
これまで、ロープやワイヤーでの固定方法について書いてきましたが、物置は直接地面に固定することもできます。
その時はアンカープレートを使ってアンカーを打ち込み物置と地面を固定します。
ただし、地面がコンクリートの場合と土の場合で固定の仕方が変わってきますので要注意!
アンカープレートはホームセンターや楽天などの大手ネットショップなどでも売られていますが、所持している物置によっても異なるので個人的にはホームセンターで相談しながら購入するのをお勧めします。
また、自分でやるのが難しい場合は金銭的に余裕があれば業者に任せてしまうのが手っ取り早くて安全です。
文だけではわかりにくいので、実際にアンカープレートで物置を地面と固定している動画を2つほどご紹介します!
地面がコンクリートの場合の取り付け方法の動画です。コメリ公式の動画なので、大変わかりやすい動画となっております。
しかしながら、普段から工具などを使用した本格的なDIYをしている人ならともかく、そうではない人がちょっとやってみるか!と言ってできる作業では無いですね…(;・∀・)
自分でやった方がお安くできる可能性もありますが、あまりこういった作業をしたことが無い人は無理に挑戦せずに専門業者を頼った方が良いでしょう。
また、他にもコメリ公式はいろいろな動画を公開しています。とても参考になる情報がたくさんあるので色々とみてみるのもいいですよ♪
株式会社田窪工業所の公式の動画です。
前半はコンクリート、後半は土の工事の仕方を紹介しています。前半はコメリの方とかぶっていますが、見ていても損はないでしょう。
また後半部分の地面が土などだった場合についての作業内容はコメリの動画よりも詳しく丁寧な内容になっているので、ご自宅の物置が土や砂利などといった上に設置されている方はとても参考になるでしょう。
付属しているアンカープレートを使用しているので、タクボ物置を持っている方はこちらの動画のほうがおススメです。
注意点
ワイヤーやロープに比べて物置そのものを固定するアンカープレートは一見それだけで大丈夫なように見えますが、条件によっては上手く設置出来ていなかったり、さびなどで劣化したりということがあります。
例えば下記のX(Twitter)を見ると
物置のアンカープレートの錆止めしとこうと一度取り外そうとしたら、オールアンカーぜんぜん効いてなくてワロ…えねーよ
穴あけた時も打ち込んだ時も締め込んだ時も絶対違和感あったろ…
とりあえずアンカー抜いたはいいけど、どうすっかなぁ pic.twitter.com/32O1Fzfn35— うな子さん (@unakosun) August 20, 2023
アンカープレートを地面に設置するためのオールアンカーがきちんと設置されていなかったとのことです。
コメリの方の動画で詳しくどういったものかが紹介されていましたが、本来地面に打ち込んだ時点で下の方が広がり抜けなくなるはずですが、こちらのオールアンカーは機能がうまく働かなかったのか固定が不十分だったと思われます。
これではアンカープレートをしっかりと固定したところで暴風に耐えられないかもしれません。
こちらのケースはレアケースの可能性もありますが、ご自宅の物置がアンカープレートですでに固定されている人は一度きちんと固定されているかどうか確認しておくことをおススメします。
また安全にするためにはアンカープレートだけではなくワイヤーやロープでの固定もしておくと良いでしょう。
台風で物置が飛ぶ・倒れるときの対策は?ロープやワイヤー固定のやり方まとめ
今回は倉庫の固定についてまとめてみましたが、お役には立ちましたか?
台風時に倉庫が倒れたりしたら後が大変なので、出来るだけ対策は取っておきたいですよね。
今回ご紹介したロープやワイヤーでの固定とアンカープレートでの固定についてはそれぞれ長所と短所があります。
例えばロープやワイヤーは比較的簡単に安く入手できますが固定できるものが無ければ、固定するためのフックなどを別に用意しなければいけませんし、アンカープレートの設置はDIYなどに慣れていなければ個人でやるには難しく業者に頼むしかありません。
それぞれの経済状況やスキルに合わせてより適切な台風対策をしてくださいね!