市販の干し柿も美味しいですが、手作りの干し柿はこっくりとした甘さがあり、どこか懐かしい味がしますよね♪
でも、手作り干し柿の賞味期限はどれくらいなのか、正直よくわからない……。
干してるから日持ちしそうなイメージですが、干し柿はけっこうたくさん作るので、保存に困るときもあるんですよね。。。
そこで、手作りの干し柿はいつまで美味しく食べられるのか、賞味期限と保存方法、黒くならない干し柿の作り方などをご紹介します!
手作りの干し柿の賞味期限の目安はどれくらい?
手作りの干し柿の賞味期限の目安は、保存方法によってちがいます。
・常温:3日程度
・冷蔵:1週間程度
・冷凍:1~6ヶ月程度
冷凍できるのはうれしいですね!
常温の場合、暖かい季節は涼しい場所に保管してくださいね。
気温が高く湿気が多いと傷むのが早まります!
手作り干し柿で気になるのは、柿の表面に出てくる黒いポツポツ……!
これ、一見カビのようにも見えて、腐ってしまったのか不安になりますよね。
黒いのはカビなのか、見分け方は、焼酎を含ませたキッチンペーパーで干し柿の表面を拭いてみてください。
カビならきれいにとれますが、取れなかった場合はカビではありません!
カビではない場合の黒い斑点や変色の原因は、渋柿の渋みの成分であるタンニンです。
タンニンは、ポリフェノールの一種で赤ワインなどにも含まれているものです。
では、これがなぜ黒くなってしまうのでしょうか?
渋柿に含まれている、タンニンは干す前は『水にとけるタンニン』なので、表面に現れることはありません。
ところが乾燥させると、このタンニンが『水にとけないタンニン』に変化します。
これが、柿に微量に含まれる鉄分と一緒になって黒くなったものが黒い斑点になりますが、食べても問題はありません。
そうはいっても、きれいなあめ色の干し柿がいいなあという方のために、黒くならない作り方のコツを見ていきましょう。
干し柿が黒くならない正しい作り方と保存方法
手作り干し柿が黒くならない作り方のコツと、保存方法をご紹介します!
黒くならない手作り干し柿の作り方
1.ヘタをのこして皮をむきます。
2.70cmのビニールテープの両端に皮をむいた柿を結びます。
3.沸騰したお湯に、柿を15秒ほどつけます。
消毒することで、カビを防ぎまた、黒ずみの予防になります。
さらに、焼酎を霧吹きで吹きかけるといいです。
4.風当たりのよい軒下などに、柿どうしがくっつかないように干します。
柿どうしがくっついていたり、雨があたるとカビの原因になります。
また、直接日光が当たりすぎると黒くなりやすくなります。
日光より、風当たりが大事です。
5.1週間ほどして、表面が乾いてきたら、一つ一つを手の指で優しくもみます。
強くもんで、汁がでたりするとカビの原因になるので、優しくもんでくださいね。
こうすることで、中身が均一になって、早く渋みが抜けるようになります。
(その後も気が付いたときにもんであげると甘味が増します)
6.干し始めて、3週間ほどで食べごろになります。
手作り干し柿の保存方法
◆常温での保存方法
キッチンペーパーなどで、ひとつひとつ包み、風通しのよい涼しいところに置いてください。
賞味期限の目安は3日程度です。
◆冷蔵での保存方法
キッチンペーパーなどで包み、ジッパー付の袋に入れて野菜室に入れます。
賞味期限の目安は1週間程度です。
◆冷凍での保存方法
一つずつラップでぴったりと包み、ジッパーつきの冷凍保存袋に入れて空気を抜き、冷凍庫へ入れます。
長期保存には、乾燥を防ぐためにジッパー付き袋を二重にするのがおすすめ!
賞味期限の目安は1~6ヶ月程度です。
食べるときは、室温で戻すか冷蔵庫に移して解凍してください♪
手作りの干し柿が腐っているのは、どんな状態?
保存していた手作り干し柿が腐っているかどうか、どうやって見分けるのでしょうか?
傷んでいるときの特徴は3つあります。
- すっぱいような変な臭いがする
- 中から汁が出る
- 緑や青色のカビがつく
このような特徴が見られたら腐っていますので、食べないようにしましょう。
ちなみに、干し柿のまわりの白いものはブドウ糖の結晶ですが、綿毛のような白いものは白カビなので注意してくださいね。
まとめ
手作りの干し柿について、お話してきましたが、いかがでしたか?
手作りの物を食べるのもうれしいですが、一つ一つの手順を丁寧にしてゆくこと、毎日様子が変わっていく柿を見ているのも、楽しみのひとつ。
気温の低い今が干し柿作りに最適です!
今年は、手作りの干し柿でおせちを作っても楽しいですね。