ステンレス製やかんの外側の汚れって、洗剤で洗ってもなかなか落ちない!!
うちのステンレスやかんも、お湯を沸かすくらいしか使ってないのに、いつのまにか外側に黒ずみや茶色の汚れがこびり付いていて、台所用洗剤をつけてスポンジでゴシゴシこすって掃除しても、全然! 落ちなかったです。
ちょっと値の張るやかんだったので、汚れたままにしておくのがいやで、なんとかキレイにしようと頑張った結果……
新品同様とまではいかないですが、汚れが落ちてステンレスもピカピカに!
せっかくなので、私が実践したやかん掃除の手順をまるっと公開します♪
ステンレス製やかんの外側についた油汚れをスッキリ落とす掃除のコツ
まず知っておくべき汚れの原因ですが、やかんの外側についている汚れの正体は、【油の焦げ付き】です。
やかんを使うのはお湯を沸かすだけでも、隣のコンロの料理中にフライパンなどからハネた油がこびりついて固まり、徐々に外側に汚れがついてしまいます。
気付かないうちに溜まってしまったその汚れが、やかんのステンレスを膜のように覆って、くすみや茶色い焦げ付きになるんです。
油などの固まり・焦げ付きなので、こうなると台所用洗剤で洗っただけではなかなか汚れは落ちません!
そんなガンコな汚れは、重曹で掃除するときれいになります。
重曹には油汚れを吸収し、分解する力があるからです。
重曹は100均でも買えるので、「なんだ重曹か……」と思わずに(笑)、ぜひお試しください~。
もし、すでに重曹を試していて「汚れが落ちなかった!!」という場合は、汚れの度合いが進んでいるので、のちほどステンレス用の洗剤などをご紹介します!
⇒ステンレス製の専用洗剤をすぐ知りたい!
重曹を使ったやかん掃除の手順は↓↓こちらです♪
やかん掃除の手順
1.やかんを濡らして重曹がくっつきやすくしておく。
2.多めに重曹をふりかける。
3.そのまま30分ほど放置し、汚れが分解されるのを待つ。
4.粉末の重曹を上から指でこすり、汚れをかき出す。
5.汚れと一緒に重曹を洗い流せば完了!
30分ほど置いておくことで、重曹が汚れをゆっくり分解して落としやすくしてくれます。
たったこれだけで、ほとんどのステンレス汚れはピカピカになりますよ♪
それでも汚れが落ちなかった場合は、温めた重曹水を使うとさらに効果的です!
温めた重曹水でのお掃除手順
1.鍋いっぱいに水を沸かし、重曹を混ぜる。
※1リットルに対して大さじ2~3杯ほどが目安です。
2.シンクや大きい鍋に重曹水をためる。
3.やかんを30分ほど温めた重曹水につけ置きし、汚れをふやかす。
4.キレイに洗い流せば完了★
※火傷しないように、お湯が冷めていることを確認しましょう。
基本的に、油汚れはお湯の方が落としやすいです。
また、熱を加えることで重曹の成分が変化し、油汚れの分解力が強まります。
こういった効果でこびりついた汚れが取れやすくなりますよ!
ステンレス製やかんの汚れが重曹で落ちない場合は?
重曹で掃除しても外側の汚れが落ちない場合は、やかんに汚れが焼き付いた「ヤケ汚れ」になっています。
重曹で掃除しても効果がない場合は、ヤケ汚れに適した洗剤を使うことで、ステンレス汚れがキレイに落ちます!
いくつかオススメのヤケ落とし洗剤をご紹介します!
コゲ取り名人は、やかんを含むステンレス製品のヤケ・コゲ汚れ専用のクリーナーです。
「重曹などいろいろ試しても落ちなかった汚れが落ちた!」という口コミも多いので、まずはこちらの洗剤を試してみることをオススメします!
お値段は1,680円と、洗剤にしてはちょっとお高めですが、やかん以外のステンレスにも使えますよ。
続いてはこちら、メラミンスポンジ「激落ちくん」シリーズのひとつ。
ステンレスのヤケ汚れ専用クリーナー、「ヤケ落ちくん」です。
こちらは、価格は500円程度でお安いですが、口コミは「汚れが落ちた!」という人と「まったく効果がなかった」という人で、真っ二つに評価が分かれてます。
汚れの具合によって効果が違うのだと思うのですが、ヤケ落ちくんも「重曹では落ちなかった汚れが落ちた」という口コミもあったので、重曹よりは効果がありそうです。
最後に、洗剤ではありませんが、ステンレス掃除の必需品のスポンジをご紹介します。
ボンスターは昔からある金属たわしです。
細かい繊維の特殊鋼をウール状に加工したスポンジで、ステンレスなどを磨くのに最適です。
ヤケ汚れは専用クリーナーでサッとこすっても落ちないので、ボンスターのような金属製たわしでしっかりこすらないと、なかなかキレイになりません!
金属製たわしでこすると研磨の役割もするので、掃除のあとはピカピカになります♪
※記事内の商品リンクは、楽天市場に飛びます。
また、紹介した商品の販売価格は変更となる場合があります。
購入の際は、必ず各ショップの商品ページをご確認ください。
ステンレス製やかんの内側や底の白い水垢・カルキ汚れをこすらず落とす掃除のコツ
やかんの内側にできる白い汚れは、水道水に含まれるカルシウムやマグネシウムなどのミネラル分が固まった水垢です。
お湯が蒸発したことでミネラル分だけが残って、ザラザラと白い汚れができます。
水に溶けていた成分なので無害です。
とはいえ、見た目が汚いので気になりますよね。
この水垢も固まって蓄積しているので、こすって落とそうとしても落ちにくいです。
そんな水垢汚れは、クエン酸やお酢を使うと簡単に落とすことができます!
やかんの内部に発生する水垢はアルカリ性です。
酸性の性質を持つクエン酸やお酢を使うと、中和作用でゴシゴシこすらなくても簡単に汚れを落とすことができるんですよ~。
クエン酸でのお掃除手順
1.やかんに水(約1リットル)とクエン酸小さじ1杯を入れて、10分程度煮立たせます。
2.10分ほど煮立てた後に、火を止めてそのままの状態で一晩置きます。
3.翌朝、中の水を出してスポンジなどで軽く内部をこすり洗いし、すすぎをして終わりです。
注ぎ口など洗いにくい部分は、細長いブラシなどを使って掃除しましょう。
私はこの方法でやかんの中にたまった水垢もきれいに落とせました!
お酢でのお掃除手順
1.やかんに水を入れて、酢を大さじ2~3杯入れる
2.火にかけて沸騰させる。
3.煮立ったら火を止め、一晩放置する。
4.やかんの中身を捨てて、スポンジで水洗いする。
5.乾いた布で水分を拭きとる。
お酢を使う場合は室内ににおいが充満しないよう、換気を忘れないようにしましょう!
換気をしないと部屋中が酸っぱいにおいに包まれます……。
お酢のにおいが苦手な方は、特に気をつけてくださいね。
最後にもう一つ、レモンの皮も使えます!
レモンの皮にもクエン酸が含まれているので、スポンジ代わりにして皮の白い部分でやかんについた茶渋をこすったり、やかんの中にレモンの皮を入れて、水を入れて振るとキレイになります★
ステンレス製やかんの汚れがピカピカに★キレイに落とす掃除のコツまとめ
やかんを使うのは大体お湯を沸かすときだけなので、こまめに洗うほど汚れることがないため、ついつい掃除をサボりがちですよね。
そのせいで、気付いたときにはやかんに油汚れや水垢がこびりついて、掃除をしても落ちにくくなってしまっていることもよくあります……。
油汚れも水垢も落ちにくい汚れですが、台所用洗剤でゴシゴシこすらなくても、重曹・お酢・クエン酸といった食物由来のものでつけ置きするだけで、スッキリキレイに落とせます!
ピカピカのキレイなやかんで沸かしたお湯の方が、お茶も美味しく感じますよね!
台所用洗剤で落ちない汚れは、ぜひ重曹・お酢・クエン酸でのお掃除をお試しください♪