鉢底石は、ガーデニング、ベランダ栽培、観葉植物などをプランターに植物を植える時に必要ですが、鉢底石の代用でスポンジを使用するのはNGです!
なぜスポンジはNGなのか?
そもそも鉢底石の役割は余分な水を排出したり、底の通気を良くするために使用するものだからです!
鉢底石の代わりにスポンジが向かない具体的な理由と、代用品として適しているものをご紹介します✨
あわせて鉢底石が必要ないときや、使用量・値段がどのくらいかについてもまとめましたので、鉢底石・代用品をお探しの方のご参考になれば幸いです♪
鉄底石の代用にスポンジはNG!使ってはいけない理由
鉢底石の代用としてスポンジが適さない理由は3つあります!
スポンジの特徴
1.保水性が高い
2.柔らかすぎる
3.水に濡れることで著しく劣化する恐れがある
冒頭でもお伝えしましたが、鉢底石を植木鉢の底に入れる大きな理由は、排水性・通気性を良くするためです。
スポンジは「保水性が高い」という性質を持っているので、スポンジを鉢底に入れてしまうと、植木鉢の底が常に湿った状態になってしまい、鉢底石の代わりとしては適しません!
水はけが悪く、スポンジによって鉢底が湿った状態が長く続くと、腐敗菌が繁殖していき、次第に根腐れを起こします。
また、根が酸素不足となり、植物全体が弱ってしまうんです( ;∀;)
さらに植物と土の重みで、柔らかいスポンジはすぐに潰れてしまいます。
日々の水やりで鉢底はいつも湿った状態になるため、スポンジは短時間で傷み劣化してしまいます。
植物の植え替えは、短くても約半年〜2年ごとなので、短期間ですぐに劣化してしまうものだと、鉢底石の代わりとして向いていません~!
鉢底石の代用としてスポンジを使うと、植物自体がダメになってしまう可能性があるので、スポンジを使用するのはやめておきましょう。
鉢底石の代用に適しているものはどれ?100均で買える?
鉢底石がない場合、代用として使えるものはいくつかあります!
身近にあるもので代用できるので、ぜひ参考にしてくださいね♪
普通の小石や砂利
お庭や川沿いなどにある小石や砂利など、その辺に落ちている石でも、鉢底石として十分に使えます!
軽くて倒れやすいプランターの場合は、小石を鉢底石にすると安定して倒れづらくなりますよ✨
ひとまず、鉢底石に関しては庭の砂利や割れた鉢の欠片を入れて代用しました。
失敗したら来年に活かせばいいのだ。猫砂の袋があったから、それを風除けとしてやった。
防虫ネットは次の休みにでもやろうかな? pic.twitter.com/IPmrHM04ui
— 雨遊 (@touri_1010) May 17, 2020
Twitterでも、庭の砂利などで代用したという声がありました。
その辺に落ちている石でも鉢底石として問題なく使用できますが、市販の鉢底石のほうがさまざまな加工がされているので扱いやすいですよ。
発泡スチロール・コルク
発泡スチロールは水はけがいいので、鉢底石の代わりに使えます!
ちょどいいサイズにちぎって、植木鉢の底に入れて使用してください。
鉢底石はスーパーで貰ってきた魚を入れる発泡スチロールで代用!
(´・ω・`) pic.twitter.com/tpiVWVj9xQ— ❀✿❊ 伝説の446❁✿❀ (@xxxx446xxxx) March 10, 2019
ただし、栽培後の後片付けもしくは一回り大きい鉢に植え替える際は、発泡スチロールを鉢底石として使うとポロポロと崩れるので、少し手間がかかるかもしれません😅
コルク栓やコルクのコースターなど、不要になったコルク製品も通気性が良くて頑丈なので、鉢底石として使えますよ~!
サイズが大きすぎる場合は、砕くなどして小さくして鉢の底に入れてください♪
ワインのコルク栓♪綺麗だねぇ~でも、このあと、鉢底石として土中に埋めました(^w^) pic.twitter.com/KfDdk4cYbY
— Eriko (@nao1105eri0416) August 17, 2014
ワインのコルク栓はおしゃれですねー!
ワインもたしなむ方はコルク栓をとっておくと、ガーデニングにも再利用できて一石二鳥ですね✨
カットされたヤシガラ、ココチップ、バークなどのマルチング材
マルチング材(ヤシガラ、ココチップ、バークなど)は、畑・花壇・家庭菜園などの水はけの土壌改良や保温材、ラン科の植物の植え込み、インテリア観葉植物の鉢やポットのデコレーション等、さまざまな用途で使われます。
さらにカブトムシやリクガメなど、昆虫・爬虫類・両生類の飼育にも使える万能アイテムです!
もちろん鉢底石としても利用できますっ✨
いろんなことに使えるので、マルチング材は常備しておくと便利ですよ。
30㍑で1000円以下の格安ヤシガラさん。
今回、試験的に使ってみようと思い買ってきたぞ!今まで使っていた物と大差が無ければこちらを使って行く予定🧐
荒いヤシガラは単品で使う事もあればベラボンと混ぜたり、鉢底に敷くなど意外と消費するんですよね…🤤 pic.twitter.com/K9Rf3wlxZG
— Komeizi @洋蘭 (@Komeizi4) April 17, 2020
30リットルで1,000円以下はたしかに格安!!
同じものがないか楽天などで探してみたのですが、見つかりませんでした( ;∀;)
代わりに20リットルで1,100円のマルチング材を見つけたので、参考になればうれしいです♪
ハイドロボール
ハイドロボールは、粘土を高温で焼き上げて発泡させたボール状の石のことです。
粒の中にはたくさんの細かな穴が開いていて、多孔質になっているため、通気性がよく根に空気が回りやすいので、鉢底石としても使用できます!
人工的な石なので、無菌でコバエ等の有機物が原因で発生する害虫も寄りづらく、お部屋に土を置くことに抵抗がある方にもオススメです*^^*
鉢底にハイドロボールを敷き詰めて pic.twitter.com/0c467TYjyA
— ぎんなん (@0606Nopain) February 5, 2017
こちらのツイートは、実際に使ってみた画像があってわかりやすいですね♪
割れた植木鉢や陶器のかけら・ビー玉など
不要になった植木鉢や陶器のかけら、ビー玉を使えば廃棄物が減ってエコになるうえ、どれも丈夫なので鉢底石としてもしっかり役目を果たしてくれます✨
ビー玉は特におすすめ!
100均でも必要な分だけ買えますし、きれいなので植えるときもちょっとテンション上がります♪
こういった透明な鉢を使えば、底に敷いたビー玉も見えるので、インテリア植物にピッタリです( *´艸`)
木炭・竹炭
GP鉢底炭5L【マルチング材 鉢底石 粒状木炭 防虫 脱臭 保温】 送料無料
木炭や竹炭は、通気性・排水性が非常に良いため、鉢底石に適してます!
市販の鉢底石も、根腐れ防止のために木炭を使用しているものが多くあります。
【ヨドバシカメラxガーデニング用品】
水をやってもすぐに枯れてしまう😓原因の1つ“根腐れ”を防ぐ鉢底石をご用意✋
木炭やゼオライトを配合しているので通気性、排水性に優れ、植物が育ちやすい状態を維持します✨
楽しい #ガーデニング のマストアイテムです。https://t.co/UUxSfdzuCE pic.twitter.com/E85Hd3VppH
— ヨドバシカメラ【公式】 (@Yodobashi_X) June 5, 2018
ヨドバシでも、木炭・ゼオライト配合の鉢底石を販売してるみたいですねー!
また、木炭は雑菌を抑制し、ナメクジを寄り付きにくくしてくれます!!
これはありがたい……ナメクジ見つけると「うわ……😩」てなるから(笑)
@Goldn1129 ミニカトレアですか!いいですね♪ ランは素焼き鉢のほうがよく育ちますよ。根も空気を必要とするので、素焼き鉢のほうが根がはりやすいです。鉢底に木炭とか素焼き鉢のかけらを入れてあげると喜びます。早く花が咲いてくれるといいですね。植え替えは暖かくなってからです。
— 日本画家 山本恭子 (@kyokoyamamot) February 13, 2012
植物の老廃物なども浄化してくれるので、植物の成長の手助けもしてくれますよ。
大粒の赤玉土や鹿沼土
大粒サイズの赤玉土や鹿沼土であれば、鉢底のゴロ土・軽石として代用できます♪
細粒になればなるほど、水保ちが良くなる代わりに水はけが悪くなっています。
水はけが悪いな、と感じたら粒が砕けている可能性があるため、植え替えをしましょう~!
また、赤玉土は弱酸性のため、ほぼどんな植物にも適応できます。
鹿沼土は酸性度の高い土質なので、サツキ・ツツジ・シャクナゲ・ブルーベリー・フランネルフラワー・洋ラン・サボテン・盆栽・観葉植物など、酸性土壌を好む植物の植え込みの際に使用してくださいね♪
#ツイ盆展 #夏休みの自由研究🍁
赤玉土のみ、鹿沼土のみ、混ぜ混ぜ。
浅い方は針金で固定。鉢底石は無し。
底に穴は明けました。
浅いのは玉子豆腐、丸いのはプリン入ってました😀😀😀 pic.twitter.com/1IplGiFpGp— SB,ISK'B (@223_hide) July 20, 2019
こちらのツイートのように、全て赤玉土・鹿沼土のみで育てることも可能ですよ〜^^
ほぐした麻紐
麻紐をふわふわにほぐして、植木鉢の底面に敷けば、鉢底石の代わりになります♪
麻紐は天然素材100%なので、自然と土中で分解されるため、環境にもやさしい鉢底石として使えます!
紐が石の代用として使えるなんて想像できませんでした( *´艸`)
身近なもので鉢底石の代わりになるもの、意外とたくさんありますね。
貝殻・チキンの骨
あさりやしじみ、ケンタッキーのチキンの骨など、普段は廃棄してしまう食べ終わったあとの貝殻や骨も、無駄なく鉢底石に使えます✨
貝殻、骨などはネットに入れて、鉢底石にします。
貝や骨は100%自然由来ですが、土に還ることはなくしっかりと植物を支えてくれます!
貝や骨のカルシウムも、植物に良い影響を与えてくれるかもしれませんね♪
鉢底石の代用品として、小石・砂利・発泡スチロール・コルク・バークなどのマルチング材・ビー玉・木炭・赤玉土・鹿沼土・麻紐は、どれも100均でも販売されているので、低コストで鉢底石を作れますよ🥳
鉢底石がないとき、ご自宅や身の回りの代用品を賢く使って、楽しくガーデニングを楽しんでみてください!
鉢底石がいらないのはどんなとき?
続いて、植物を植えるときに鉢底石がいらない場合は、どんなときなのでしょうか?
いくつかあるので、ひとつずつお伝えしていきますね。
1.排水性・通気性に優れた土を使う場合
ゴールデン粒状培養土 25L GRBA-25 水はけ 家庭菜園
培養土の水はけが良く、根腐れしそうもないときは鉢底石は不要です。
市販されている培養土で、排水性と保水性のバランスが良く、鉢底石はいらないとパッケージに書かれている商品もあります。
その場合は、鉢底石は使わなくて問題ありません!
2.通気性の良い構造のプランターを使う場合
植木鉢の形状が、底面から側面にかけてスリットが入った作り(スリット鉢)になっているものは、根腐れする心配がなく通気性の良い状態になっているため、鉢底石を使う必要はありません♪
また、プランターの作りが上げ底状になっていて、鉢底石不要としているものもあります。
もとから通気性が良い鉢やプランターを使用する場合は、鉢底石は使わなくてもOKです!
3.植木鉢のサイズが小さい場合
コンテナやプランター(植木鉢)のサイズが小さく、土を入れる量が少ない場合は、無理に鉢底石を入れるとコンテナ内が過密気味になり、鉢底石を入れないほうが生育が良くなるケースもあります!
たとえば、小さな多肉植物を育てるときは、必ずしも鉢底石を使う必要はありません。
4.エアープランツに鉢底石は不要
ウスネオイデス [1束] 25〜30cm スパニッシュモス エアープランツ 壁掛け 吊り下げ【送料無料】
オシャレな見た目でインテリアとしても人気のエアープランツは、土自体を必要としないので、もちろん鉢底石も不要♪
ちなみにエアープランツは、一般的な植物のように土に根を張って水分や養分を吸い上げて成長するのではなく、他の樹木や岩石に着生し、空気中のわずかな水分や雨などを、葉や根で効率よく吸収しているので、土がなくても生きていけるんです✨
鉢底石の使い方・必要量や値段は?
それでは鉢底石の使い方をご紹介していきます。
鉢底石の使い方
まず、プランターの底面を確認しましょう。
底に穴が開いているタイプの場合は、下からの害虫(ナメクジ等)の侵入を防ぐために、鉢底ネットを敷きます。
底面にすでにネットやすのこが付いている植木鉢の場合は、鉢底ネットを敷く必要はありませんよ♪
鉢の中に鉢底石を入れていきます。
通常の植物の場合は、容器の1/5程度の鉢底石を入れればOKです!
洋ランなどの水はけのよい環境を好む植物の場合は、深めの植木鉢を使用し1/3ぐらいまで鉢底石を入れます。
また、あらかじめ鉢底石をネットに入れて底面に敷き詰めると、非常に便利です。
植え替えのときや古くなった培養土との仕分けも楽になりますよ(^^)♪
【鉢底石の必要量の目安】
鉢のサイズ 必要な土の量 鉢底石の量 4号鉢(直径12cm) 0.3〜0.4L 0.1L 5号鉢(直径15cm) 0.9~1.1L 0.2L 6号鉢(直径18cm) 1.6~2L 0.3L 8号鉢(直径24cm) 4~5L 0.5L
さほど大きくない植木鉢であれば、100円ショップの鉢底石でも十分足ります。
ちなみにダイソーの鉢底石は、内容量2.0リットルで販売されています✨
おはようございます。今年は家庭菜園に挑戦しようと思ってたら百均にちょうど良さそうなものを見つけたので買ってみました。#家庭菜園 #土 #鉢底石 #初心者 pic.twitter.com/uszWwHbPvI
— ふるのーと (@fulnote) March 5, 2019
一般的な相場としては、1パック5リットルで298円〜1,000円程度です。
こちらの鉢底石は、0.5リットルずつ小分けにネットに入っています。
ネットに入った状態のまま使用して、栽培後もその状態で洗ってまた使用できるので、とっても便利な優れものです!( *´艸`)
ミニプランター用の小さな鉢底石も販売されています♪
最初から50mlずつネットで小分けにされているので、使いやすいです。
ミニ観葉植物や野菜、ハーブなど、小さめの植木鉢で栽培している人にオススメの鉢底石です🥰
大きな植木鉢の場合、鉢底石が重いとさらに重量が増えて、植え付け後に移動させることも一苦労……なんてこともありますよね( ;∀;)
この「かる〜いシリーズ」は、名前のとおり軽量化された鉢底石です。
軽い鉢底石を使えば、鉢の移動や植え替えのときの疲れが軽減されますよ♪
また、崩れにくい素材のため繰り返し使用可能ですが、使用後に細かく砕いて水はけの悪い土に混ぜると、土壌改善させることも可能です( *´艸`)
鉢底石は繰り返し使用できるので、プランター栽培で使い終わったあとは、消毒のためにも日光に当てて乾燥させます。
泥や苔がついている場合は、水でキレイに洗い流してから天日干しをしてくださいね。
乾燥し終わったら、ネットなどにひとまとめにして入れて保管しておけば、次回使うときも楽ですよ〜♪
鉢底石の代用にスポンジNGって本当?適した代用品はどれ?まとめ
鉢底石の代用品には、いろいろなものがあります。
スポンジは保湿力が高いため、植物が根腐れを起こす危険性があり、鉢底石には向かないです。
鉢底石の代わりとなるもののポイントとしては、通気性・排水性が高いこと!
庭の砂利や小石、発泡スチロール、コルク、ビー玉、鉢の破片、シジミやアサリの貝殻、チキンの骨など、自宅にあるものや本来は処分するものも鉢底石として使えるので、実質0円で代用できて節約にもなります♪
また、マルチング材やハイドロボール、大粒の赤玉土・鹿沼土などが余っていたら、鉢底石として代用できます。
マルチング材はかなり用途が幅広いので、常備しておくのもいいですよ( *´艸`)
麻紐をくずして鉢底石の代用にするというアイデアは、個人的にはびっくりでした!
鉢底石を購入する場合は、100均や通販でも様々な種類が販売されているので、プランターに合わせたものを購入しましょう♪
使用する培養土やプランターによっては、鉢底石が必要ない場合もあるので、購入前にしっかりチェックしてくださいね!
植物の植え付けをするときに鉢底石がない場合は、ぜひ今回ご紹介した身近なものを使って試してみてください~♪