自家製でうどんを作るときは、小麦粉を使いますよね。
でも小麦粉って『薄力粉』『中力粉』『強力粉』など、いろいろな種類があって、いまいち違いがわからないとか、「家に薄力粉しかないから、これでいいかな」と思っていませんか?
小麦粉は、種類によって適した料理が異なっており、それぞれの粉の特性上、違う粉で代用すると、料理によっては失敗しちゃうことも……。
失敗を避けるため、中力粉がないときの代用品もあわせてご紹介します♪
この記事では、それぞれの小麦粉の特徴と、美味しいうどんを作るのに適した小麦粉を解説していきます!
うどん作りに最適なのは中力粉! 薄力粉や強力粉ではダメな理由
答えからいうと、うどん作りに最適なのは、中力粉です。
小麦粉の種類の大きな違いとして、タンパク質の量があります。
タンパク質の多い順に、【強力粉>中力粉>薄力粉】と分けられます。
中力粉は、タンパク質の含有量が8~10%程度となり、硬くなり過ぎず、しなやかで弾力が出るため、うどんなどの麺類作りに適しています。
強力粉や薄力粉では、硬くなり過ぎたり、柔らかくなり過ぎるので、うどん作りには適しません。
小麦の性質によるため、料理の仕上がりに大きく影響してきます。
なので、中力粉がないからといって、薄力粉などの違う粉で代用すると、料理に不慣れな人だと、失敗してしまう可能性もあります。
薄力粉・中力粉・強力粉の違いをカンタン解説
それぞれの小麦粉の違いについて解説しますね。
小麦粉には、グルテンというタンパク質が含まれています。
このグルテンは、多く含まれるほど「粘り」を出します。
この粘りによって、それぞれの小麦粉に適した料理が異なります。
薄力粉の特徴
薄力粉は、3種類の中でタンパク質とグルテンの量も少ないです。
そのため、きめ細かくサクッとした食感の食べ物を作るのに適しています。
たとえば、クッキーや天ぷら、唐揚げなどの調理に向いてます。
中力粉の特徴
名前のとおり、タンパク質やグルテンが、薄力粉と強力粉のちょうど間に位置する程度の量で、麺類やうどん作りに適しているため、「うどん粉」とも呼ばれます。
ただし、麺類でもパスタを作りたい場合は、強力粉またはデュラムセモリナ粉などが適しているので、パスタを作りたいならご注意ください!
強力粉の特徴
強力粉は、タンパク質やグルテンの含有量がもっとも多いです。
食パン・ピザ・餃子など、粘りのある生地を作るときや、ケーキ作りにも用いられます。
マカロニやパスタなど、弾力のある麺も強力粉が適していますよ。
うどん作りに適しているのはどっち? 薄力粉と中力粉はココが違う!まとめ
同じように見える小麦粉にもそれぞれ違いや用途があります。
うどんを作るときは、中力粉(うどん粉)を使用しましょう!
ちなみに、うどんは1200年代に中国からもたらされたとされており、粉物食文化の祖ともいえます。
その後、日本で独自の進化を続け、食文化にも深く根付いています。
うどんは、どのご家庭にもある素材や道具で簡単に作れるうえ、工夫次第で多様なバリエーションを持たせることもできるので、シンプルかつ奥深い料理なのが魅力ですよね!
作るのに慣れたら、来客などの際におもてなしとしてもオススメです♪
趣味・ストレス解消(笑)としてもピッタリなので、ぜひ、うどん作りに挑戦してみてください~!