絶縁テープの代用でガムテープを使って大丈夫？絶縁の効果や安全性は？

絶縁テープの代用でガムテープって使えるんでしょうか？

ガムテープって電気を通さないのか、燃えたりしないのか、不安になりますよね。

そこで今回は、ガムテープは絶縁テープの代用として使用可能かどうかをお伝えしていきます！

絶縁テープの代用でガムテープは使える？絶縁の効果や安全性は？

ガムテープですが、基本的には電気を通さない絶縁性の材料で作られています。

セルロースやPETなどの絶縁性の樹脂が主成分であり、電圧がかかってもイオンが伝導しないようになっています。

ですので、絶縁の効果はあると言って良いでしょう。

しかし、安全性の面ではガムテープでの代用はあまりお勧めしません。

絶縁テープより燃えやすい素材でできているので、万が一ショートした場合は発火しやすくなります。

また、ガムテープの実際の使用用途とは異なるため劣化しやすい、などが理由として挙げられます。

絶縁テープの代用でガムテープを使ってもいいのはどんなとき？代用するときの注意点

では、代用としてガムテープが使えるのはどんな時なのか？

絶縁テープが急に必要になった時、仮に巻いておく程度であれば使用できるとは思いますが、そのまま長期間使用することはおすすめしません。

あくまで、絶縁テープを購入するまでの仮の補修にとどめましょう。

代用するときの注意点ですが、水に濡れた状態のガムテープの使用は避けてください。

水には通電性があるので、水に濡れたガムテープに関しては通電性が増している状態になるからです。

絶縁テープの値段は？どこで売ってる？

絶縁テープとは粘着テープの1種であり、絶縁皮膜の補修を目的とした商品です。

素材や耐熱性能、厚さ、粘着性など商品によって性能が違ってきます。

種類別に絶縁テープの特徴や、販売価格、購入できる場所をお伝えしていきますので、是非参考にしてみてください。

ポリ塩化ビニル系

特徴

PVCや塩ビなどの樹脂素材を使用して作られている
600V以下の電圧であれば、絶縁効果を発揮
ホームセンターなどの小売店によく置いてあり、市場に多く流出している
価格が安いので、安く絶縁対策したい人におすすめ

ポリ塩化系の絶縁のテープは、ホームセンターで1個40円前後、100均では3個セットで100円で販売されており、なるべく安い価格で入手することができる商品です。

もちろん、楽天やAmazon、電子部品を扱った通販サイトなどでも購入が可能です。

一度にたくさん購入しても使いきれないと思いますので、品質や使用量を考えると、個人的にはホームセンターでの購入がおすすめです。

アセート系絶縁タイプ

特徴

アセート系絶縁テープアセートクロスを素材として作られている
絶縁性能が高い
手で引張って簡単に切ることができるので、作業性が高い

アセート系絶縁タイプは、ホームセンターや、楽天、Amazon、電子部品を扱った通販サイトなどで購入が可能です。だいたい、1個500円前後で購入できます。

ガラスクロスタイプ

特徴

ガラス繊維が含まれているので、頑丈性が高い
ポリ塩化ビニル系などと比べると、価格は少し高め
アセート系絶縁タイプのように手での切断は難しい
耐熱性と絶縁性が高いので、温度が高い場所での使用にもおすすめ

ガラスクロスタイプに関しても、ホームセンター、楽天、Amazon、電子部品を扱った通販サイトなどで購入が可能です。

だいたい、1個1000円前後で購入できます。

ブチルゴム系

特徴

ブチルゴムという空気を通過させにくく、高密度な状態を保つことができる素材を使用して作られている
絶縁性が高い
耐水性に優れており、急な水漏れの対策用としても使用可能

ブチルゴムに関しても、ホームセンター、楽天、Amazon、電子部品を扱った通販サイトなどで購入が可能です。だいたい、1個300円前後で購入できます。