普段から凝ったお料理を作るのが趣味の方はともかく、ちょっと料理が好きくらいなら興味があっても手が出しにくい手作りソーセージ(*‘∀‘)
憧れはあっても一歩踏み込めない人の最大の難点はソーセージの皮の部分では無いでしょうか?
腸をつかうことは知っていてもどこで購入したらよいのかとか、下処理などが必要なのかとかがイマイチ分からなくて困ってしまいますよね?
何か使い慣れた別の食材で手作りソーセージの皮の代用が出来ないものか…そう思うあなた!実は、皮となる天然ケーシングがなくても、皮の代用品や皮なしで作っても美味しいソーセージがで出来ちゃうんです( *´艸`)
ということで、今回は手作りソーセージを作る際に、ソーセージの皮としてそのまま食べられる代用品と注意点、皮なしソーセージの作り方を紹介していますので、ぜひお試しくださいね!
手作りソーセージ・皮の代用品はコレ!味と食感は?
手作りソーセージの皮には天然腸(羊腸・豚腸・牛腸)を使いますが、身近なスーパーなどでは売っていることがなく、また売っているようなお店でも常に手に入るとは限りません。
身近に取り扱い店が無い場合はネット通販が最も簡単な入手方法にはなりますが、それでも身近な食材に比べたら入手難易度は高い方と言えるでしょう(-_-;)
楽天:販売例
https://item.rakuten.co.jp/gourmetmeet/bm2004c/?iasid=07rpp_10095___ea-ll08g9xl-7l-7d863e1e-b015-4f85-ba98-243e5ae2cb9e
近くに天然腸を扱っているお店が無い!通販で届くのを待っていられない!
そんな時には、そのまま食べられる代用品で作ってみましょう!
ざっと紹介すると天然腸ソーセージの皮の代用品にできるのは、コラーゲンケーシング、ライスペーパー(生春巻きの皮)、春巻きの皮、長ネギの皮の4種類。
ただし、代用品の食材ごとに味や食感はやはり異なっています。
それでは、代用品ごとの特徴などを見ていきましょう!😆
コラーゲンケーシング
ケーシングとは、羊や豚の腸を塩漬けにしたものソーセージやウィンナーを作る時に大事な材料です。
コラーゲンケーシングとはコラーゲンで作った人工用ケーシングです。
これから紹介する代用品の中では天然ケーシングに最も近い食感が楽しめます。
日本ハムの公式サイトのよくあるご質問でも天然腸と並んで紹介されているのでより代用品でもこだわりたいという人にオススメではあるのですが、少ないとはいえ実店舗でも手に入る天然腸と異なりネット通販でしか手に入らないのが難点です( ;∀;)
Nipponham:よくあるご質問
ソーセージの皮は、「天然腸」や「コラーゲンなどでできた人工のケーシング」などでできています。
【引用元:https://faq-nipponham.dga.jp/faq_detail.html?id=119】
コラーゲンケーシングは天然ケーシングとは違い、塩抜きの必要がなく、強度と太さが一定なので、初心者でも扱いやすいのが特徴です。
そのため単純な代用だけではなく天然腸で作ってみる前の練習用として購入してみるのもおすすめ。
ボイルすると皮が寒天のような柔らかさになりますが、炒めたり燻製にしたりすると、天然ケーシングの食感と変わらないパリッとした食感が楽しめます。
楽天販売例
https://item.rakuten.co.jp/marusanpantry/658088/
ライスペーパー(生春巻きの皮)
ライスペーパーは米を粉状にして薄いシートにした加工食品です。
元々はベトナムの食材ではありますが、最近では身近なスーパーなどでも普通に置いてあるポピュラーな食材となっているので、入手難易度が低いものになります。
ライスペーパーの定番料理といえば乾燥シートを戻して作る生春巻きが有名ですが、焼いたり揚げたりするとパリパリとクリスピーな食感を楽しむことができます。
そのため餃子の皮の代用やスイーツにつかったりと様々な応用が出来る食材だったりもするんですよ!😆
また原材料がお米なのでグルテンフリーなのも特徴と言えるでしょう。
ライスペーパー自体は薄くて無味に近いので、ソーセージの味を邪魔せずソーセージの味そのものが楽しめます。
もちろんネット通販でも購入可能なので、枚数がいる場合はネット通販を利用しても見ても良いかもしれません。
楽天販売例
https://item.rakuten.co.jp/adioin/10000016/?iasid=07rpp_10095___e6-ll09ku0c-8h-b01ce2bb-aacd-4bb8-ace4-bcf1e6f95ffb
春巻きの皮
生春巻きなどに使うライスペーパーに対して小麦粉で作られている春巻きの皮は少し厚めとなっており、焼いても揚げてもパリパリとした食感か楽しいです!
ベトナム由来の生春巻きに対してこちらは中国由来の春巻きを作るための皮で基本的には揚げて調理します。
ライスペーパーよりも少し厚めの皮なので、ドッシリとした重力感のあるソーセージになるのが特徴です!
春巻きの皮もライスペーパーと同じくアレンジや応用が豊富なので、手作りソーセージを作った際に余ってしまっても大丈夫ですよ( *´艸`)
スーパーなどでは精肉コーナー近くに餃子の皮などと一緒に売られていることが多いでしょうか?また、春巻きの皮ももちろんネット通販での購入も可能です。
楽天販売例
https://item.rakuten.co.jp/gyozayaryu/kawa_springroll/?iasid=07rpp_10095___ej-ll09vmyi-8i-c825bf0e-2de5-4764-ab21-2bfea8806e1f
長ネギの皮
ちょっと意外かもしれませんが、お野菜コーナーで売られている長ネギの皮を手作りソーセージの代用品として使うことできます!
ソーセージの肉ダネを長ネギの皮で包んで焼いているので、パリパリではなくしっとりした食感です。
ネギは焼くと甘くなるので、ほかの代用品に比べて甘味のあるソーセージになりますので、ネギの苦手な方でも食べられますよ。
ただ、時期やもろもろの事情でお野菜の値段は結構変わったり入荷が無かったりするのでその点だけは要注意です😣
余談ですが、こちらの代用については「新米姉妹のふたりごはん」という漫画発の物のようです。機会があったら読んでみたいですね!( *´艸`)
手作りソーセージの皮を代用品で作るときの注意点
手作りソーセージは、肉ダネが命。肉ダネを作る時には、新鮮な肉を使い、肉ダネの温度を上げずによく練り混むことが大切です。それは代用品を使う際にも変わりません。
また、代用品の皮に肉ダネを包む時にも、温度が上がらないように手早く行いましょう。
手作りソーセージの皮を代用品で作るときには、いくつかの注意点がありますので、素材ごとにピックアップしますね!
コラーゲンケーシングを代用するとき
コラーゲンケーシングの注意点は、空気が入ってしまったり肉ダネがぎゅうぎゅう詰まったりすると破裂してしまうことです。
そのため肉ダネの詰める量はケーシングの7〜8割、詰めた後は必ず爪楊枝で刺し空気抜きしましょう!
実際に肉だねを詰めた場合は以下のX(ツイート)のような感じになります。
大豆コラーゲンケーシングを初めて使ってみた………手作りソーセージ。オーブンで焼いて美味い。 pic.twitter.com/rrpwiq7LHM
— 町野猫又@二兎追って三でも四でも欲しい! (@machinonekomata) December 12, 2021
ライスペーパー(生春巻きの皮)を代用するとき
ライスペーパーを代用にした場合の注意点としては、水に濡れるとライスペーパー同士はくっつきやすいという点です。そのため包む度に霧吹きなどで濡らしてから肉ダネを包みます。
また、ライスペーパーは少し硬めに巻いたほうが成形してから1~2時間くらい冷蔵庫に入れて冷やしておくと、表面が乾いてパリッと焼けますよ!
ただし出来上がりが餃子のようだという意見もあるので、餃子が好きではない人には向かないと言えるでしょう。
調理例は以下のX(ツイート)のような感じになります。
ライスペーパーが余ってるので何個か消費レシピ見つけてきました🔍
まずはライスペーパーで手作りソーセージ🌭
オートミールのハーブソーセージのタネにライスペーパーを巻いてカリカリに✨
おいしーい👏
次はもうちょい細めに作ろ😝#おうちごはん #オートミール #ライスペーパー pic.twitter.com/gj5hu63Z45— Navy bean (@Navybean_MRS) July 2, 2021
春巻きの皮を代用するとき
春巻きを代用に使用した場合の注意点は、春巻きの皮は乾燥すると巻きにくくなるという点です。そのため皮が乾く前に肉ダネを巻き、巻き終わりを下にしてから焼くと、皮が剥がれません。
また見た目的にもあまりソーセージ感が無いのも欠点と言えるでしょうか?
こちらも材料的には餃子に近くなるので餃子が苦手な人にはお勧めできません(-_-;)
ネギの皮を代用するとき
ねぎの皮を使う場合は特に注意点らしいものはありませんが、なるべくまっすぐで太いネギを選ぶと巻きやすいです。
あとはネギだけの注意点ではありませんが肉だねを詰めるときはネギの皮が破けてしまわないように丁寧に入れましょう!
手作りソーセージは皮なしでも作れる!カンタンレシピ♪
紹介した手作りソーセージの皮の代用品が自宅に常備しているとは限りませんよね。
そんな時は、皮の代用品がなくても手作りソーセージが簡単に作れます。
皮の代わりにアルミホイルやサランラップで肉ダネを成形する方法と、そのまま手で成形する方法があります。
今回はアルミホイルで肉ダネを成形してから焼くカンタンレシピを紹介します。
<材料(4人前)>
- 豚バラ肉(薄切り)…200g
- 豚挽き肉…300g
- 玉ねぎ…1/2個(100g)
- ニンニク…1/2
- 牛乳…70cc
- パン粉…大さじ2
A調味料
- ローズマリー(ドライ)…大さじ1/2
- セージ(ドライ)…大さじ1/2
- 砂糖…大さじ1/2
- 塩…大さじ1/2
- ブランデー…大さじ1(白ワインや日本酒で代用可)
- 粗挽きこしょう…小さじ1
※セージは肉の臭みを消す働きがあるので、加えることをおすすめします。
・油…少々
【作り方】
※仕込み
- 豚バラ肉を粗めに刻む。ニンニクと玉ねぎはすっておく
- 牛乳・パン粉は合わせておく
- 1・豚挽き肉・2・Aをボウルに入れる。氷水を入れたパッドに、3のボウルの底を当てながら、練り混ぜる。※肉ダネをこねる時に、指だと温かくなってしまうので、私はいつも「サーバースプーン」や「テーブルスプーン」を使ってこねています。
- 3のボウルにラップをかけて、冷蔵庫で1時間くらい寝かせる。
- 寝かせた肉ダネを8等分にして、約14~15㎝の棒状に成形する。
- アルミホイルを20×30㎝にカットし、5の肉ダネを一つずつ包む。空気を抜きながら14㎝くらいになるように長さを整える。両端をねじりながらとめる。20~30分、冷蔵庫で休ませる。
※焼く
- フライパンに薄く油をひいて、6で作った肉ダネを4本並べて中火で5分焼く。蓋をして弱火で7分蒸し焼きにする。残りも同様にして焼く。
- アルミホイルのまま粗熱を取る。粗熱が取れたら冷蔵庫保存する。冷蔵庫で約1週間保存可能です。
- 食べる時にアルミホイルを外しフライパンに並べ、中火で転がしながら4~5分焼く。
参考:「料理のきほん練習帳」小田真規子さん監修
手作りソーセージの皮・意外な代用品はコレ!気になる味と食感は?まとめ
手作りソーセージの皮には意外な種類の食品が代用できますね😆
流石に市販のようにパリッとした食感のものは作れないかもしれませんが、パリパリやサクサク感のある手作りソーセージや添加物の入っていない手作りソーセージが簡単に自宅で作れるのは良いですよね!
特にライスペーパーや春巻きの皮は手に入れやすく使いやすいのでお料理がそこまで得意ではない人やお子さんなどでも作れそうなのが良いです。
ネギの皮を使ったソーセージについては単純な代用としてだけではなくネギ料理としてもなかなかに良いと思いました。
入手難易度はネット通販しかないコラーゲンケーシングは手軽さという点では劣っていますが、初心者でも扱いやすいので本格的な手作りソーセージの入門としては最適な食材では二でしょうか?
天然腸・コラーゲンケーシング・ライスペーパー・春巻きの皮・ネギの皮…それぞれの食材に好みのスパイスやチーズなどのトッピングを入れた肉ダネを入れて、好みのソーセージをぜひ作って見てくださいね✨