ここ数年、気温が上がって春や秋でも汗ばむ陽気、それどころか30度を超える日すらあったりしますよね。
そんな日に泳ぎたくなる気持ち、よくわかります!
とはいえ、いくら気温が高くても、春・秋の水温は意外と低いということをご存じですか?
気温が高いなら、水温は低い方が涼しくていいのでは?
そんなふうに思っているなら要注意!!
水温が低いと、思っている以上に体力を消耗しますし、体温も下がりやすく、小さなお子さんなどは特に危険です。
この記事では、安全に海水浴を楽しむための適温をご紹介します。
シーズンはずれの海水浴を予定している場合は、ぜひ、参考にしてみてください!
海水浴の適温は「外気温+水温が50度以上」が目安
海水浴に適した温度は、【気温+水温が50度以上】という目安があります。
単純に考えると、気温が30度の場合、水温が20度以上あれば快適に泳げるということですね。
ちなみに、フィットネスクラブのプールの水温は、だいたい30度くらいに設定されています。屋外のプールだと28度くらいです。
プールの温度は人工的に管理しているので、体が冷えすぎないようにきちんと調節されています。
安全な温度で管理されているプールと比べると、海水の20度はかなり低く感じますよね。
海水浴に最適な水温は、大人は23度以上、子どもは25度以上と言われています。
シーズン外に海水浴をするときは、気温以上に水温に注意するようにしましょう。
気温が高くても水温が低いと危険! 水温25度以上が適温
気温が高い日は、水温も高いと思いがちですが、海水はプールと違って海流などの影響もあるので、日差しが強くて暑い日でも、海水温も高いとは限りません。
特に春や秋などは、日によっては真夏並みに気温が高い日もありますが、水温はそれほどでもないことが少なくないです。
一般的に、気温は28度以上あれば水着でも寒さを感じることなく海水浴を楽しめます。
気温が25度前後まで下がると、水着姿になっただけで肌寒く感じる人も多いです。
水温は、実際に入ってみた体感温度も大きく影響します。
「気温が高いから多少水が冷たくても大丈夫!」と思わずに、水温が低いと感じたら長時間の海水浴は控えた方が安全です。
また、子どもの方が大人より寒さを感じやすいため、お子さん連れで行く場合は、ラッシュガードを着用するなど体を冷やしすぎないように気をつけてくださいね。
海水浴に行くときは、長袖のラッシュガードがオススメです。
理由は、こちらの記事で詳しく解説しているので、参考になれば嬉しいです。
⇒海水浴の必需品だけど…買って失敗した子供用ラッシュガードはコレ
海水浴場によっては、ホームページ上でその日の水温と気温をお知らせしている場合もあるので、お出かけ前にチェックしてみてください★
夏でも早朝や夕方以降の海水浴は絶対NG!
せっかく海水浴に行くなら、空いている海で広々と泳ぎたいですよね。
夏休み中などの海水浴シーズンはとても混み合っていて、どこもいわゆる「芋洗い」状態ですし。
早朝や夜、シーズンをすこしはずれた時期なら、人が少なくて快適に泳げる……と思ってませんか?
これは適温以前に絶対にやってはいけません!!
朝や晩、シーズンはずれの時期は、そもそも海水浴客が少なく、ライフセーバーも24時間、浜辺に常駐しているわけではないです。
海流に流されて、知らないあいだに浜からかなり遠ざかってしまっていたり、万が一、溺れてしまった場合に、周囲に人がいないと誰も助けてくれません。
さらに朝・晩、シーズンはずれの時期は、水温も低く、体温が下がると体の機能は低下します。
そうなると海流に流された場合、自力で浜まで戻るのは難しい場合もあります。
人がいない海での海水浴は本当に危険なので、多少混んでいても、万が一のときに助けを呼べる人が大勢いる、安全な環境で海水浴を楽しみましょう!
夏じゃなくても泳ぎたい! 海水浴ができる気温・水温の適温って?まとめ
海水浴のシーズンといえば、地域によりますが、7月から8月上旬がピークです。
その時期は混んでいるから、休みがとれなかったから、沖縄などの温かい地域なら春や秋でも泳げそうだから……と、シーズンからズレた時期に海水浴をする人も少なくありません。
海でのレジャーは開放的で気分も上がりますが、快適かつ安全に海水浴を楽しむには、気温と水温をしっかりチェックすることが大切です!
海水浴に適しているのは、「気温と水温が50度以上」あることが目安です。
ただし、気温だけが高い状態よりも水温が25度以上あるほうが望ましいです。
水温が低いときは、長時間海に入らず、早めに切り上げましょう。
また、早朝や夕方以降、シーズン外れの時期などは、浜辺に人がおらず、万が一のときに助けてくれる人がいません。
海はプールと違って海流もありますし、急激に深くなっている場所もあるので、自力で陸に戻れなくなる可能性が高く、とても危険です。
水温と周囲に助けを求められる人が多くいるかをきちんと確認して、なるべく腰より深い場所まで入らないなど、安全を優先して海水浴を楽しんでください。