テクノロートがないときや、お店でも品切れだったときなど、代用としてテグスが使えないかな? と考えたことがある人も多いと思います。
テクノロートの代用として、テグスを使うことはできますが、テグスは種類がたくさんあるので、どれを使えばいいか迷ってしまうと思います。
そこで、テクノロートの代用でテグスを使うときの参考に、テグスの種類やそれぞれの特徴、テクノロートとの違いなどをまとめました!
テグス以外の代用品もご紹介しますので、作るものや使い道にあわせて選んでみてくださいね♪
テクノロートの代用にテグスは使える?
テクノロートは形を維持するもので、針金と同じように曲げるとそのまま形をキープします。
つまり【プラスチック製の針金】のようなものです。
テグスは針金の役割を持っていないので、テクノロートとは使い勝手が違ってきますが作るものによっては代用できるんです!
テクノロートの使い道として、帽子やアクセサリー、ぬいぐるみなどを作るときの形付けとして使う人が多いです。
帽子は特につばの形をつくるときにテクノロートが活躍します。
帽子を作るときは普通のテグスよりも釣り用のテグスを使うとよさそうです。
またぬいぐるみやアクセサリーなどには、テクノロートに比べて弱いなと思ったらテグスを2本取りで使うといいですよ!
針金になっていなくても形を維持するためには便利です!
また最近ではマスクのノーズフィットとして短くカットし、使う人が多いですが、テグスは太さもありませんし、針金の機能として使う場合は代用できません。
テクノロートのほうが形は簡単につけられるし、思った方向に曲げられるので、多少物足りなさは感じるかもしれません。
しかしテグスは種類が豊富で素材がいろいろあるので、作るものによって使い分けができます!
テクノロートの代用として使うなら形を維持できる機能がある合成繊維テグスが便利です!
作品の立体感もしっかりとキープできますよ^^
テクノロートとテグスの違いは?それぞれの性質
続いて、テクノロートとテグスはどう違うのか、詳しく紹介していきます!
テクノロート
自由に折り曲げられて、形を保てるプラスチックの線材です。
太さは0.4mm~4.0mmまであります。
0.4mmはアクセサリーなどの形付けに、0.7mmは帽子に使いやすい太さ、1.4mmはバッグの入れ口など。
4.0㎜はマスクのノーズフィットやバッグの持ち手の芯として使ったりと太さによって使い分けができます!
帽子のプリム部分など、しっかりと形を保ちたい部分にテクノロートを編みくるんで使うと、型くずれしにくく、形を維持することができます。
プラスチック製なので、洋服の袖やぬいぐるみ、帽子などに使っても刺さったり、ケガする心配がいりません!
〈長所〉さびない。折り曲げを繰り返しても切れない。針金のようなひっかき傷をしにくい。軽い。
〈短所〉販売店が限られる。テクノロート同士を絡ませにくい。
テグス
テグスは種類がたくさんありますが、一般的なテグスの種類と特徴はコチラです!
●ナイロン・・ビーズ制作で一番使われているおなじみの素材です。テグスと言ったら思い浮かぶ人も多いはず!柔らかくしなやかであるので扱いやすいです。
〈長所〉安くて、手に入りやすい。適度な伸びがあるため、結束強度(結び目の強さ)が強い。
〈短所〉巻きクセがつきやすい。紫外線により劣化する。傷がつきやすく少しでも傷が入ると強度が低下する。
●フロロカーボン・・ナイロン製と同じくらいの強度でありながら、紫外線や水分で劣化しない作りになっています。
〈長所〉紫外線で劣化しない。水を吸収しない。
〈短所〉ナイロン製より少し値段が高い。摩擦に弱い。クセがつきやすく、一度クセがつくと元に戻せない。
●ポリエステル・・フロロカーボンよりもさらに堅い感じで、張りのあるテグスです。
クセがつきにくいのでビーズをすくいやすくなっています。しかし、しなやかな作品には向いていません。
金属を使用していない細い透明ワイヤーのようで強度のある作品に向いています!
〈長所〉摩擦に強い。紫外線で劣化しない。張りがある。
〈短所〉値段が高め。伸びがほとんどない。
太さは0.17㎜~0.47㎜までです。
テクノロートの代用品はテグス以外にもある?
テクノロートのテグス以外の代用品もいくつかあります!
その特徴とともに紹介します。
・ワイヤー(針金)
ワイヤーは形を維持することができるため、テクノロートのように使うことができます。
太さや色のバリエーションも豊富で入手しやすいため、テクノロートの代用品になります。
しかし、ワイヤーは金属を糸状にしたものなので、さびたり、折れたりする可能性があります。
またひっかき傷やつき刺し傷などの原因にもなりやすいので注意しましょう。
・モール
モールは安く手に入れられるので、テクノロートの代用として使いやすいでしょう。
モールといってもいろいろな種類がありますが、オススメは手芸用のモールです。
手芸用のモールは素材がモコモコしているので、ラッピング用と違って手触りが柔らかいです。
種類がたくさんあるので、用途にあったものを選ぶといいですね!
ただし、モールも芯は針金なのでさびたり、折れたりする可能性があります。
またテクノロートやワイヤーと比べると、耐えられる重さが小さいというデメリットもあります。
・ペーパーワイヤー
中心にワイヤーが入っているため形の維持ができます。
自由に形を作ったりはできますが、ワイヤーと同じくさびたり、折れたりするため、注意しましょう。
・トイスケルトン
テクノロートをぬいぐるみの芯として使う場合のみ、トイスケルトンで代用できます。
トイスケルトンとは、ぬいぐるみの骨になる部品のことで、自由に曲がるのでぬいぐるみの内部に入れて使えば、いろいろなポージングをさせることができます。
ただし、ワイヤーと比べて値段が高く、手に入れにくいのが難点です。
テクノロートはどこで買える?楽天などのネットショップでも購入可能!
テクノロートは主に手芸用品のお店に置いてあります。
テクノロートは三井化学のテクノロート、ハマナカのテクノロート、2種類のみです。
品質の差は特にありません!
通販では楽天ショップで比較的送料がお手ごろだったものを紹介します!
★手芸の店ギンガム
[正規品]テクノロート 自由に折り曲げられ、形状を保つ特性を持ったプラスチック線材 形状保持テープ テクノ ロート マスクの鼻部分 ノーズ ワイヤー【三井化学の新素材商品】
こちらは三井化学のテクノロートです。
0.4~4mmまで売ってますよ~。
★手芸材料の通信販売 シュゲール
ハマナカ テクノロート(L)|ハマナカ 副資材 あみもの 形状保持 マスク関連
こちらはハマナカのテクノロートです。
帽子など一番使い易い0.7㎜のサイズです。
※ハンドメイドは人気が高く、需要も急増しているため、すでに売り切れになっている場合があります。
※記事内の商品リンクは、各ショッピングサイト(Amazon・楽天市場・Yahoo! ショッピング)に飛びます。
また、紹介した商品の販売価格は変更となる場合があります。
購入の際は、必ず各ショップの商品ページをご確認ください。
テクノロートの代用にテグスは使える?それぞれの違いやテグス以外の代用品も!まとめ
作るものによっては、テグスをテクノロートの代わりに使えます。
ただし、テグスも種類が多いので、用途に合わせて選ぶといいです!テグスで作れたら材料も安く、手に入れやすいのでいいですね!
形状保持のためだったら、ワイヤーやモール、などでも代用できます。
しかし針金はさびたり、折れたりするので注意して使いましょう!
テクノロートやテグス、ワイヤーを入れるだけで、アクセサリーを立体にできたり、帽子がきれいな形にできたりします!
これらを活用しながらハンドメイドを楽しみましょう^^